厚田~古潭の海岸で釣りを楽しむ猫~詩文【ハコブネノトキ】

【ハコブネノトキ】

私はどこにいるんだろう

まるで大海原の真ん中で

方向を見失って羽を休める渡り鳥のように

波に揺られている

私はどこに向かっているのだろう

辺り一面

丸く取り囲む地平線の中心で

まるで海に浮かぶ流木の一欠片に身を寄せるようにして

私は波の行くままに

いずこかへと向かわされている

何処へと

たどり着こうとも

流れに身を任せる今であるなら

私はそれに従おう

絵・詩:あとり

札幌から厚田市街地に向かう途中に、小さな港があります。
時が止まったように静かな漁村のような、それでも若者たちの活気のある港町です。
古潭これ、読めます? コタンといいます。厚田には読めない漢字のついた地名が多くあります。それだけ歴史の感じられる町なのです。
厚田探訪にお出かけの際は、古潭の海岸をお散歩してみると良いです。潮風がとても心地よいですよ。

 

あとり厚田の画家詩人/ぎゃらりー&かふぇ ねこ道楽(代表:

投稿者プロフィール

厚田の画家詩人 風杜あとり
日本の絵本作家・詩人/画家 ぎゃらりー&かふぇ ねこ道楽 代表
札幌・沖縄・ロサンゼルスを中心にアート活動をしている画家詩人
今から13年前に、厚田の森の中でアトリエを建て始めて、7年前にギャラリー兼カフェとして、ねこの家をオープン
猫をモチーフに日本から海外まで活動の幅を広げている猫作家

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る