
【 星を渡る旅 】
画家の旅が始まったのは
今から数年前になる
終着のないままに始まった放浪は
星を渡る王子様のように
世界を周った
絵・詩:あとり
解釈
厚田に来る少し前。
自分の世界という小さな地球儀の中で、悩みながらも前進しようとしていました。
そんな中で出会った様々な価値観を持っている人たちが住む星を訪れては、自身の定着する場所を捜し求めていました。
若い頃は、知らないことばかりだから、自身の世界もまた地球儀ほどの大きさで仕方がないことです。
それなのに、人はどうしても背伸びして失敗して、それでも起き上がって、また失敗して、乗り越えられた分だけ自分の幅が広がって。
その繰り返しがあるから、今の自分がここにいるんだな、思えるんです。
立ち止まったときもあるし、後ろを見たときもあるけど、厚田という自分の居場所を見つけられたのだから、前を向いて歩いてきて良かったと思います。
きっと。
自分にとって、厚田という土地は、自分が自分としていられる時間を与えてくれた大切な場所です。
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